思い出の「サイン本」2つ

前回 arXiv にあげた「中村先生の思い出」に書いた「和綴じ本探しのお手伝い」は写真の『詩人の庭』を執筆中のことと思われる。その先生蒐集になる江戸期の漢詩集群と言及した「自筆手帖」は現在立川にある「国文学研究資料館」に保管されているらしい。

今日クリスマスは中村先生のご命日(1997年12月25日)だが,そのとき先生を看取られた加藤周一先生も物故されて久しい(2008年12月5日)。加藤先生にお会いするのは滅多になかったが,もう1つのサインは頂いた(持参した?)『芸術論集』のもので,たぶん上野毛のご自宅でのこと。私が物理専攻ということで湯川先生との対談話などをして下さった。湯川&加藤の対談は「富永仲基」をはじめとしていくつかあるがどれも刺激的だ。

お二人に頂いたサイン本は他にもあるのだけれど今日はこれくらいで。

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