離散版コワレフスキーの独楽

以前から折に触れて考えていた「時間離散版の Kowalevski 独楽」についての論文が,日本物理学会の欧文誌(JPSJ)に採択され,現在オンライン公開されている。そちらは期限付きと思われるので,内容はほとんど同じ元原稿の pdf をここの arXiv に上げておいた。少し前に本家の ArXiv に投稿したものより,閲読者の意見を反映したぶん改良されている。

実を言うと論文結語にも書いたように,私が「本当の時間離散版」と考えるものはこれとは少し異なると考えていて,自分で言うのも何だが内容には若干不満を持っている。その意味で,今後運よく「正解」が見つかれば続編を書くことになるだろう。正解があるのは確かだが,そこへ至る道を探して試行錯誤中なのである。


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