ウロボロス

家内が「iPhone の充電ができない」と言うので,延長コードを辿っていくと電源へ向かうべきプラグが自分自身のタップ穴に刺さっていた。良く耳にする「コードあるある」の一つかもしれない。

こういう状態は衒学的に「ウロボロス」と呼ばれ,古代エジプトで自らの尾を食う蛇という意味だという。永劫回帰や永遠性を象徴する図像の一つで,いろいろの文明に共通して登場するものらしい。神話・ファンタジーやゲームなどにもよく登場するアイテムである。

太陽の運行や四季の変化から抽象された概念・図像と思われるが,当然ながら前回の話題である「カオス的な三体世界」には生れようのないシンボルであろう。


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