「定数係数の線形漸化式の解法」
原稿「定数係数の線形漸化式の解法」を,本サイトの arXiv に載せた。Essays にすることも考えたが,MathJax に直すのが面倒なので横着した。
この話題は,拙著『微分積分演習』(岩波)について,ある読者から最近頂いた指摘から派生して考えた問題で,具体的には別解(行列形式)を考案したものだが,こういう読者がいるのは著者冥利に尽き,感謝しかない。一読すればわかるが,Essays 第17回「マクドナルドの「無限個」変数の多項式」とも関係している。なお,各パラメータは互いに相異なることを暗黙のうちに仮定しているけれど,縮退がある場合は「ド・ロピタルの定理」を適用すればよく,これは線形微分方程式の場合と同じである。
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