バックアップは極めて大事

発端は gnuplot だった。久しぶりに使う必要があって Mac のターミナルから起動を掛けると「ライブラリに**がない」と言って中断する。面倒なので再インストールしようと検索すると,どうやら最近は Homebrew というのがメジャーらしい。ついでだからと,お世話になった Macport をあっさり捨て,乗り換えることにした。インストールを始めると,今度は**のバージョンアップが必要だという。よくあるパターンだ(笑)。

ここで引き返せば何事もなかったのだが,準備もせずに OS の更新を始めてしまった。予想(期待)通りバージョンアップに失敗し,バックアップは1年前のものがあるのみ! この1年間に収集した文献(一部は sd-card にあり無事)と書き溜めた原稿(大部分は ssd 内にある)をなんとか回収できないものか。


幸いジーニアス・バーの予約が翌日に取れ,お知恵を拝借に出掛けた。中身を見てもらうと,2つのボリュームから成る更新の途中状態で,DATAという名前の方にファイルは残っており取り出せるという。時間は掛かるが必要なファイルを外部の HDD に移したのち,ボリュームを全部消去して再インストールを掛けるのが良いと教えてくれた。

帰宅後に半日掛けて作業。いったん BigSur を入れてはみたが,システム移行がうまく出来ずアプリケーションが入らない。仕方がないのでまた全消去し1年前のバックアップから Mojave を復活させ,取り出しておいたファイル群を戻し,ほぼ数日前の状態まで回復することに成功した。一連の騒動で最後のオチは,発端の gnuplot が問題なく起動したこと(爆笑)。


今回の教訓の第一は「バックアップは極めて大事」第二は「行動は準備をして計画的に」ということでした。そのうちに改めて OS 更新はやりたいけれど,予約の時刻を待っている間に触った M1 機に物欲を刺激されたのでどうなることやら。

0コメント

  • 1000 / 1000